4月6日に発売した ヒト iPS/ES 細胞の新しい緩慢凍結保存試薬
・凍結保存液 CP-5E
・分散液 Pronase/EDTA for Stem
についての補足情報の2回目です。セットでご使用いただくことで高い生着率が得られることを紹介致しましたが、今回は実施例からも、その特長をより詳しく紹介致します。
【セット使用でのヒト iPS 細胞 201B7 株の生着率比較例】
以下は、ヒト iPS 細胞 201B7 株を一般的な分散・剥離液で処理をしたものと、Pronase/EDTA for Stem で剥離・分散したものを、CP-5E で緩慢凍結保存し、融解後の生着率を比較した結果をグラフにしたものです。
CP-5E、Pronase/EDTA for Stem をセットで使用した場合(グラフ赤棒部)の細胞の生着率が最も高く、80% 以上を示しました。
【凍結融解後の細胞の変化】
CP-5E、Pronase/EDTA for Stem をセットで使用した場合に、以下の項目について、凍結融解前後の細胞変化がないことを確認しています。
・細胞形態
融解後のコロニーのほとんどでアルカリフォスファターゼ活性を確認できました。
・増殖能
・多分化能
・多能性
融解後のコロニーのほとんどでアルカリフォスファターゼ活性を確認できました。
詳細は以下の論文もご参照ください。
K.Imaizumi. et al., A Simple and Highly Effective Method for
Slow-Freezing
Human Pluripotent Stem Cells Using Dimethyl Sulfoxide,
Hydroxyethyl Starch and Ethylene Glycol, PLOS ONE, Vol.9,Issue.2, e88696, 2014
ヒト iPS/ES 細胞の新しい緩慢凍結保存試薬製品情報ページへのリンク
・凍結保存液 CP-5E
・分散液 Pronase/EDTA for
Stem
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